OSS Gate東京ワークショップ2020-06-13(Discordで開催)に参加した
開催までの流れ
OSS Gateの東京のワークショップイベントは、1月を最後にそれ以降3月4月と中止になっていた。新型コロナウィルスによる外出自粛要請と、感染拡大防止の観点からの判断によるもの。
とは言ってもワークショップを今後も前述の要因で開催できないのは改善したかったところであり、gitterでも「オンライン開催を検討したい」という声が上がっていた。
piroさんがオンライン開催の方法を検討するissueを立ててくれて、Zoom、Jitsiなどビデオチャットツールはどれを使うか、ビデオチャットツールを前提とした場合、現地開催からどのように開催内容を変更するかについてやりとりされた。
そこから「最初はこれでいこう!」という決めには中々いかなかったので、6月開催の3日前にリハーサルと称してDiscordを使いながらpiroさんと私で開催方法を検討した。
なんでDiscordなのかというと、去年の夏にミートアップを開催するタイミングで、私が広島に2週間くらい滞在するのにあわせて、ミートアップをオンラインで開催しよう、ついでになんかよく分からないけどDiscordというものがあるらしいし使ってみようという流れ(完全に私の主観)からOSS GateのDiscordサーバーを立てていたため。
しかも、去年の夏と比較して、Discordはテキストチャットとボイスチャットをする機能に加えて、デスクトップアプリのインストールが必要なもののボイスチャンネルでの画面共有とビデオチャットも可能になっていた。
リハーサルでpiroさんと私はボイスチャンネルで会話しながら、piroさんが画面共有してワークショップのスライドを表示できることを確認したのち、開催の具体的な方法についてissueにpiroさんがまとめてくれた。
https://github.com/oss-gate/workshop/issues/1353#issuecomment-641929701
検討段階で一番気になったところは、
- アイスブレイク
- 作業中
- ふりかえり
それぞれの段階で適切な人数が異なる点。現地開催なら会場で同じ空間を共有していても、あらかじめ物理的な距離で参加者をまとめたり分けたりできるが、オンライン開催する場合は何らかの方法によって(Discordの場合はボイスチャンネル)参加者を分けたりまとめたりする必要がある。
開催してみて
開催当日はビギナーさんが2人参加してくれたので、サポーター2人(piroさんが進行役、私が実質サポートメンター)でビギナー:サポーター比が1:1になった。
開催した感想では、少なくとも少人数においてはまったく問題なく開催できるという感触が得られた。
意外だったのが、画面共有はワークショップ中ビギナーとのやりとりで必須だと考えていたのだけど、ビギナーのお二人とも画面共有をするにはmacOSの設定から権限を付与してからDiscordアプリを再起動する必要があったこともあり、一度もビギナーさんに画面共有してもらうことなく、ワークショップが成立したことだった。
サポーター間で今回の開催の感触が異なっていて、
piroさんはビギナーさんの画面とそれを操作している様子から「言語化できていない戸惑いやつまずき」を観測してサポートをされる方で、画面共有をしてもらう場面がなかったのは不安らしかった。
https://github.com/oss-gate/workshop/issues/1353#issuecomment-643640965
私はビギナーのissueの作業メモの気になった箇所があるとか、コメントがしばらくされていないなどページ上の動きからサポートをするタイプなので、ボイスチャットと作業メモがあれば思ったよりも現地開催と遜色ない感覚だった。
今後の課題
今回は少人数で開催して問題ないことを確認できたので、次は大人数で開催して、作業中、ふりかえりの適切な参加人数がどのあたりにくるのか(5人?10人?)、検証したい。
https://github.com/oss-gate/workshop/issues/1399#issuecomment-641946506
と言いつつ、今回の参加申し込みで、リモートで参加できる環境がないため参加しにくい方がいらっしゃったみたい。やっぱり現地開催できるなら現地開催したほうがいいよな…とも思った。7月は現地開催できるかなあ…